【研究】リンゴ園のハタネズミ6割減 フクロウの繁殖手助けが有効 巣箱、300メートル間隔で 弘前大と岩手大
青森県の弘前大学と岩手大学の共同研究グループは、リンゴ園で繁殖するフクロウが、リンゴの木を食害するハタネズミの抑制に貢献しているという研究結果を発表した。ハタネズミの個体数は6割減になるという。研究グループは、ハタネズミの被害を抑えるには、フクロウの繁殖を手助けすることが有効だと指摘した。研究グループは「リンゴ園で近年、ハタネズミによる食害が増える一方、フクロウの生息数が減っている」との報告を農家から受けたことから、相関関係を研究し始めた。