【米国】トランプ政権「良識派」は一掃…外交タカ派台頭か マティス氏辞任
マティス米国防長官による20日の辞任表明は、トランプ政権高官や閣僚らにも事前に知らされることのなかった突然の行動で、政権内部や議会では「想定外の事態」(議会関係者)として激しい衝撃をもって受け止められた。マティス氏は、ティラーソン国務長官(3月に解任)、マクマスター国家安全保障問題担当大統領補佐官(同)、ケリー大統領首席補佐官(年末に退任予定)らとともに、独断専行が懸念されてきたトランプ氏の政権運営を軌道修正する「良識派」としての役割が期待されていた。