台湾出身女性に「ここは日本ですよ。お国に帰られたらどうですか」裁判所がヘイト発言認め、大阪人男性に賠償命令
「国に帰ったらどうか」――。大阪市内のスイミングクラブで、そんな差別的発言を受けたとして、台湾出身の女性が60代男性に200万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は男性に慰謝料15万円の支払いを命じる判決を言い渡した。日常生活における個人間の「ヘイトスピーチ」で賠償が認められたケースは異例。外国人労働者の受け入れが拡大されようとする中、海外にルーツを持つ隣人たちとの関わり方が問われている。