【インフルエンザ】新薬「ゾフルーザ」とタミフルとの違い…治療効果に注目も専門家が「慎重な使用」求める
■ 服用1回と簡便 ウイルスを殺す力も強い
インフルエンザ治療薬として、昨年3月に発売された塩野義製薬の錠剤「ゾフルーザ」が注目されている。1回の服用で済む大きなメリットがあり、使用が広がっている反面、専門家は「他の薬よりも非常に耐性ウイルスが出やすい」と慎重な使用を求めている。主なインフルエンザ治療薬は従来、リレンザ(吸入)、タミフル(経口)、ラピアクタ(点滴)、イナビル(吸入)があったが、どれも、細胞内で増殖したウイルスが外に出るのを妨げる仕組みだ。