【経済】牛肉輸入が加速・・・米国のTPP離脱後も輸入量の水準を変えてないため 商社「このままではセーフガードは発動しない」
環太平洋連携協定(TPP)発効を受け、牛肉輸入が急増している。財務省が25日に公表したTPP参加国からの1月上・中旬の累計輸入量は2万4000トンを超え、同参加国からの前年同月の1カ月分を14%上回った。「関税が大幅に下がったカナダ産を中心に増えた」(商社)。輸入急増時に発動する緊急輸入制限措置(セーフガード=SG)の基準数量は米国を含む水準のままで、機能しない状態だ。