中央省庁が2017年に377統計の一斉点検を実施し、約4割の138統計で不適切処理を確認していたことが判明。うち16は基幹統計。
統計不正問題に絡み、中央省庁が2017年にも377統計の一斉点検を実施し、約4割の138統計で不適切処理を確認していたことが5日、分かった。うち16は基幹統計だった。統計制度を所管し、点検を要請した総務省は再発防止策を講じたが、教訓は生かされなかった形だ。この点検による問題発覚分には、不正調査が長期間続いていたことが判明している毎月勤労統計は含まれておらず、厚生労働省が報告していなかったとみられる。