【医学】顔だけアトピー発症のマウス開発 治療薬に期待 佐賀大
遺伝子操作で顔だけにアトピー性皮膚炎を発症するようにした新しいマウスを、佐賀大などの研究グループがつくり出した。かゆみを感じてかきむしるような行動を見せるなど人間の症状に近い特徴がみられ、アトピー性皮膚炎の新たな治療薬の開発に役立つと期待されるという。皮膚炎の症状が出るマウスはこれまでもつくられていたが、発症にアレルギー誘発剤が必要になったり、皮膚炎が出てもかきむしる行動が伴わなかったりするなど、人間のアトピー性皮膚炎との違いが大きかった。