日本では銀行のカードローンが原因で自己破産する人が増えている。2018年の個人の自己破産は、前年比6・2%増の7万3084件
最高裁がこのほどまとめた2018年の個人の自己破産申立件数(速報値)は、前年比6・2%増の7万3084件だった。増加は3年連続で、件数は12年以来6年ぶりの多さ。増加要因の一つとみられる銀行カードローンの過剰融資は抑制されたが、自己破産は増加基調が続く。自己破産件数は、かつて消費者金融の多重債務が社会問題となり、貸し付けが規制されたことから、03年の約24万件をピークに減っていた。