【熊本地震】ブロック塀、熊本地震で倒壊し2人死傷 控え壁など安全措置が取られてないと所有者を刑事告訴…不起訴処分へ
2016年の熊本地震で崩れたブロック塀の下敷きになり2人が死傷した事故で、熊本地検は、遺族らから過失致死と過失傷害の疑いで刑事告訴された塀の所有者を、1日付で不起訴処分とした。熊本地検は「起訴するに足りる十分な証拠がなかった」としている。告訴状などによると、16年4月14日、熊本県益城町で高さ約2メートルの擁壁の上に積まれたブロック塀(約2・15メートル)が根元から倒れ、近くにいた熊本市の坂本龍也さん(当時29)が亡くなり、益城町の本村春子さん(59)が左足骨折などの重傷を負った。