【科学】古代人研究も「パーソナルゲノム」の時代に 縄文人だって弥生人だって個人の遺伝情報が求められている
渡来系弥生人と考えられてきた土井ヶ浜遺跡人骨と顔の想像図=国立科学博物館の企画展「砂丘に眠る弥生人」の展示
ヒトのゲノム(全遺伝情報)を詳しく調べようと、情報のもととなる細胞内のDNAの配列を明らかにしてきたヒトゲノム解読。かつてのように代表的な一例を把握して応用を広げる時代から、一人ひとりのDNA配列を明らかにして役立てるとともに、集積したデータを活用しようという「パーソナルゲノム」の時代を迎えている。