【熊本】阿蘇で砂防ダム着工 地震で土砂崩れ多発 10年で約25カ所整備予定
国土交通省九州地方整備局は10日、2016年の熊本地震で土砂崩れが多発した熊本県・阿蘇地域で砂防ダムの建設工事に着手した。住宅約600戸やJR豊肥線などを土砂災害から守るため、10年ほどかけて約25カ所整備する予定。今回着工したのは、阿蘇市内の阿蘇外輪山斜面にある2カ所。市内で開かれた式典で蒲島郁夫知事は「阿蘇は地震の後に豪雨被害もあり、土砂災害リスクが高く、早期の対策が必要だった」とし「住民の安心につながる」と期待を込めた。