【京都】「遺伝とかあったらあかん」 今も脳裏よぎる中絶勧める医師の言葉 「うんでくれてありがとう」息子からのメッセージ
1月中旬の夕暮れ時、天井の明かりは消えていた。京都市北区の自宅アパートで、全盲の女性、櫻田朋子さん(74)が椅子に腰掛け、二つ折りの小さな紙を広げた。鉛筆で書いた、幼さの残る文字。「おかあさん ぼくおうんでくれてありがとう」
36年前の母の日、小学1年生だった一人息子からもらったメッセージ。短髪に丸顔、目尻を下げて笑う母親の似顔絵が添えられている。
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1月中旬の夕暮れ時、天井の明かりは消えていた。京都市北区の自宅アパートで、全盲の女性、櫻田朋子さん(74)が椅子に腰掛け、二つ折りの小さな紙を広げた。鉛筆で書いた、幼さの残る文字。「おかあさん ぼくおうんでくれてありがとう」
36年前の母の日、小学1年生だった一人息子からもらったメッセージ。短髪に丸顔、目尻を下げて笑う母親の似顔絵が添えられている。
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