「透析中止」九州でも葛藤 「家族で納得して見送れた」 “患者意思”判断難しく ※患者一人あたりの年間医療費は500万円
2019年3月17日 6時0分
東京の公立福生(ふっさ)病院での人工透析中止を巡る問題では、患者の意思確認の在り方や医師の判断の適正さなどが疑問視されている。透析中止に際し、多くの医療機関が学会の提言をよりどころにしているが、詳細に規定したものではなく、現場の判断に委ねられる部分も。患者の意思を尊重しようと中止の選択肢を示す病院があれば、「本当の意思なのか」「弱者切り捨てにつながる」と慎重な意見もあり、九州の現場も揺れている。