【医療】蝶の様に動くiPS細胞由来心筋シート開発
まるで蝶が羽ばたくように大きく動く丸いシート。魚のうろこを原料にしたコラーゲンのシート上に、iPS細胞から作った心筋細胞が培養されています。これは、兵庫県加古川市の肥料メーカー「多木化学」と、大阪大学の研究チームが作製に成功したもので、栄養を供給すれば、2~3週間動き続けるということです。新たに開発されたコラーゲンのシートは、従来の心筋シートより大きく動き、強度があるうえ、ヒトの心臓の組織に近いということで、再生医療の研究や、創薬分野での応用が期待されています。