【国際】大麻の売買でGDPを膨らませるカナダ 合法化し、統計に完全組み入れ オランダでは、チーズ消費をやや上回る
考えてみれば当たり前の話なのだが、ニュースの中に実際に出てくると驚かされてしまった。カナダ統計局は3月1日、昨年10~12月期の実質国内総生産(GDP)が前期比+0.1%・同年率+0.4%にとどまったと発表した。予想比下振れの急減速で、カナダ銀行による当面の利上げ観測を沈静させたわけだが、それよりも筆者が注目したのは、カナダ政府が、昨年10月17日にG7(主要7カ国)としては初めて合法化した大麻(マリファナ)関連の経済活動が、カナダのGDP統計に完全に組み入れられたことである。