【新元号】「万和(ばんな)」の考案者、石川忠久氏が異例の証言「平和への願いを込めた」 典拠は中国古典の文選
政府が新元号の最終候補とした六つの原案のうちの一つ「万和」を考案した二松学舎大元学長の石川忠久氏(86)=中国古典=が4日までに共同通信の取材に応じ、万和に「平和への願いを込めた」と明らかにした。新元号「令和」については「ふさわしい」と評価した。元号考案者の証言は極めて異例。万和の典拠は中国古典の文選にある「奏陶唐氏之舞、聴葛天氏之歌、千人唱万人和」(いにしえの聖天子の舞いや歌を歌うと多勢の人が唱和する)との一節としている。