【歴史】「戦ってはいけないフネだった」唯一無二の造形、艦橋が個性的すぎる戦艦「扶桑」の一部始終。試行錯誤期の超ド級戦艦
時代は「超ド級」、旧海軍は試行錯誤中
戦艦「扶桑」は、一度見たら忘れられない印象的な外見をしています。まず、そびえ立つ艦橋は増床を繰り返した違法建築ビルのよう。6基もある35.6cm連装主砲塔の配置も独特です。3番、4番砲塔は艦橋、煙突、後部艦橋にはさまれた位置に配置されています。かなり無理なレイアウトに見えますが、「超ド級」戦艦を造ろうとした旧日本海軍の、苦心の作なのです。