【和歌山】「頂きますの精神忘れず」 太地町で鯨供養祭
捕鯨の町・太地町の梶取崎で29日、町漁業協同組合などによる鯨供養祭があった。鯨の姿をかたどった供養碑の前で漁協や町の関係者約100人が焼香し、鯨の恵みに感謝した。あいさつで三軒一高町長は「鯨への感謝の心を持ち続け、町と鯨との長い歴史を新たな時代の令和へと伝えていきたい」と述べた。町漁協の貝良文参事は、7月1日に再開となる商業捕鯨について「好き勝手に捕獲することはなく、資源量に基づいた鯨類の再生産可能な捕獲割り当てを順守し、ある程度の調査も継続する。