【助けて!】全国の「鈴木さん」 和歌山・海南 聖地「鈴木屋敷」復元へ資金集め
全国的に多い鈴木姓のルーツをさかのぼると、和歌山県海南市の国史跡「鈴木屋敷」にたどり着くといわれている。屋敷で暮らした鈴木一族は七十七年前に途絶え、建物はシロアリや台風などの被害で老朽化が目立つ。鈴木さんの「聖地」の復元に向け、市や地元の有志らが立ち上がり、全国の鈴木さんに支援を求めている。有志らでつくる「鈴木屋敷復元の会」や市によると、鈴木一族は平安時代末期の一一五〇年ごろ、熊野地方から移り住んだ豪族で、藤白神社(海南市)の境内に屋敷を構えた。