【調査】市民判断の「破棄率」上昇=高裁で見直し1割超-裁判員制度導入10年・最高裁
市民判断の「破棄率」上昇=高裁で見直し1割超-裁判員制度導入10年・最高裁JIJI.COM 2019年05月21日07時06分
裁判員裁判の判決を控訴審が覆す「破棄率」が上昇傾向にあることが20日までの最高裁のまとめで分かった。裁判員制度は21日で導入10年。破棄理由の最多は被害者側との示談や弁償など、一審判決後に生じた事情の変化だったが、制度の浸透やその後の最高裁判決で、市民判断を見直すことへの高裁裁判官の心理的ハードルが低くなっている可能性もある。