親ガモが子ガモを残して飛び立った。子ガモは「ピー、ピー」と不安そうに鳴いていたが、しばらくすると行進を再開した
京都市左京区の要法寺で育ったカモが21日朝、近くの鴨川に引っ越した。先導する親ガモが道中、飛び立ってしまうハプニングもあったが、子ガモ9羽は身を寄せ合い、約700メートルの道のりを歩き通した。要法寺境内の清涼池では、2005年からカモが繁殖している。今年は4月上旬に9羽がふ化した。親子は午前6時45分ごろに池を出発したが、100メートルほど進んだところで突然、親ガモが子ガモを残して飛び立った。