【刑事司法】検察権限に風穴をあけた強制起訴制度、開始から10年…13人(9事件)が強制起訴、有罪は2人
強制起訴制度、開始から10年
検察権限に風穴、9件で有罪2件
検察審査会の議決に一定の法的拘束力を持たせた強制起訴制度の開始から21日で10年となった。この間、検察の不起訴処分について遺族らから審査を申し立てられたのは延べ約2万人に及び、13人(9事件)が強制起訴に至った。起訴判断を一手に握る検察の権限に風穴をあけたとの評価がある一方、有罪は2事件2人にとどまり、制度を疑問視する声もある。