【京都】向日市、古墳買い上げへ 邪馬台国時代の築造、観光資源に 「卑弥呼の時代の古墳とみられ全容を解明した上、観光資源」
五塚原古墳の整備完成イメージ図(写真とは別角度)=京都府向日市提供
向日市は20日、国史跡の乙訓古墳群に属する「五塚原(いつかはら)古墳」と「寺戸大塚(てらどおおつか)古墳」(共に同市寺戸町芝山)を調査・活用するため、市有地として買い上げると発表した。五塚原古墳は「魏志倭人伝」に記された邪馬台国の女王・卑弥呼と同時代に当たる3世紀中後期の築造とみられており、安田守市長は取材に対し、「卑弥呼の時代の古墳とみられ、全容を解明した上で、将来的には観光資源となるよう整備していきたい」と述べた。