【国会審議中】国有林「採取権」現場から注文 持続性守って 業者選定は「慎重に」“切りっ放し”対策を
2019年5月30日 7時0分
民間業者に国有林の伐採などを認める国有林野管理経営法改正案が国会で審議される中、一部の林業者らが過剰伐採の恐れなどを不安視している。改正案では、民間業者にも国有林の一部で10~50年、木を切ることができる「樹木採取権」を与える。これに対して、「国民の共有財産である国有林の伐採が過剰に行われる恐れがある」「再造林が義務化されていない」といった懸念の声が続出し、慎重な民間業者の選定を求めるなど注文が出ている。