【老後2000万】年金財政検証、参院選後に公表ずれ込みも。与党内から「選挙で足を引っ張るまねはするな」と先送りを迫る声
老後資金に2000万円が必要だとした金融庁の報告書の影響で、5年に1度の公的年金の財政検証の公表時期が不透明さを増している。厚生労働省は当初6月初旬を想定して作業を進めていたが、報告書を受けて野党が攻勢を強める中、与党内からは夏の参院選後に先送りを迫る声が上がっている。財政検証では、65歳で受給を始めるモデル世帯の年金額が、現役世代の手取り収入の何%になるかを示す「所得代替率」を試算。