【金融】日本の銀行の高リスク投資に警告=「バブル後の脅威再び」-米連銀総裁
米ボストン連邦準備銀行のローゼングレン総裁は21日、日本の銀行が景気低迷で収益減に直面し、それを補うために高リスク投資を拡大させていると警告した。「日本の金融システムは再び(バブル崩壊後のような)リスクにさらされている」と注意を促した。ローゼングレン総裁はドイツでの講演で、海外に積極展開していた邦銀がバブル崩壊で現地融資の引き揚げや縮小を進めた結果、経済への影響が日本国内にとどまらず、世界に波及したと当時の深刻な状況を振り返った。