【市原市VS大学教授】チバニアン、申請危機に対抗策 立ち入り保障条例制定へ
2019年6月24日20時0分
千葉県市原市にある地磁気逆転の地層を国際機関に申請する手続きが進まなくなっていた問題で、市は24日、「研究目的のための立ち入りなどを保障する条例を制定する」と発表した。申請に反対する男性が地層のある土地の賃借権を取ったことに、市が対抗措置を打ち出した形だ。約77万年前に地球の磁場が最後に逆転した痕跡が確認できる市原市田淵の地層「千葉セクション」をめぐっては、日本初の国際標準模式地(GSSP)にしようと、研究グループが国際地質科学連合に申請中だ。