【静岡】茅の輪に無病息災託す 市民ら輪くぐり、浜松の白山神社
◆市民ら輪くぐり 中区の白山神社
本格的な夏の到来を前に、無病息災を願う「茅(ち)の輪くぐり」が二十四日、浜松市中区高林の白山神社で始まった。厄払いの儀式「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)式」が行われる三十日までの間、境内に直径約二メートルの輪が設置され、自由にくぐることができる。同神社の祭神でもある素戔嗚尊(すさのおのみこと)が旅の道中、貧しいながらも、もてなしてくれた蘇民将来(そみんしょうらい)に茅萱(ちがや)の輪を送ったところ、一族や子孫が代々にわたって繁栄した故事にならう風習。