【研究】ついにしゃっくりが止まるメカニズム解明 聖マリアの医師
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動脈と静脈の二酸化炭素(CO2)濃度が一致すると、しゃっくりは治まる-。聖マリア病院(福岡県久留米市)呼吸器外科の大渕俊朗医師(56)が、しゃっくりが1週間以上続く重症患者に自分が吐いた息を繰り返し吸わせる臨床試験を行った結果、症状は治まり、しゃっくりが止まるメカニズムを解明できたとしている。しゃっくりは、喉周辺の刺激を引き金に、呼吸運動(横隔膜の収縮)を調節する延髄の中枢神経に異常な指令が伝わり、無意識に突然強く息を吸ってしまう現象。