【北海道】野付半島に会津藩の隊旗 北辺警備の歴史示す 「和人はアイヌと対立したが、会津藩士は一緒にサケ漁を開発するなど協力した」
北辺を警備した会津藩士の墓前ではためく隊旗=13日、北海道標津町の野付半島
花々や野鳥の自然豊かな野付半島を走るフラワーロード沿いで、「會」の字をあしらった旗が訪れる人の目を引いている。幕末の蝦夷地でこの地域の警備を担い、北海道標津町に陣屋を置いた会津藩の隊旗だ。隊旗は、陣屋に勤務中の文久3年(1863年)に亡くなり、野付半島に葬られた会津藩士ら3人の墓2基のありかを示す。