【睡眠】浅い眠り「レム睡眠」中に記憶が消去 名古屋大学が仕組みを解明
脳のメラニン凝集ホルモン産生神経(MCH神経)がレム睡眠中に記憶を消去していることを、名古屋大学の研究グループが明らかにした。MCH神経は、食欲を増進する神経とされてきたが、近年、睡眠覚醒調節にも関与していることが報告されている。本研究者らは、マウスを用いて、特定の神経の活動を操作できる光遺伝学や化学遺伝学の手法によりMCH神経を活性化させる実験を行ったところ、記憶の中枢領域である海馬の神経活動が抑制されることを発見した。