【京アニ】犠牲になった天才アニメーターの人生と、残された絵本に宿る思い 「ハリー・ポッター」の話を先取りした絵本を製作
「木上さんの遺伝子を受け継いだ若い人たちはもちろん、木上さんのような天才アニメーターが亡くなるなんて、日本どころか世界のアニメ界の損失ですよ。可愛がってもらった僕としては、……地獄でした」そう声を詰まらせたのは、フリーの原画家の奈須川充さん(60)。『らき☆すた』、『けいおん!』や『涼宮ハルヒの憂鬱』のヒットで知られる「京都アニメーション」の取締役だった木上益治(きがみ・よしじ)さん(享年61)のかつての後輩だ。