中国に不正輸出されると知りながら…和牛の受精卵や精液を473万円で譲渡 懲役1年2か月求刑 被告「牧場を廃業して反省している」
和牛の受精卵の不正輸出事件で元牧場経営の男の裁判が開かれ、検察は懲役1年2ヵ月を求刑しました。徳島県で牧場を経営していた松平哲幸被告(70)は去年、中国に不正に輸出されると知りながら、焼肉店経営の男ら2人に和牛の受精卵や精液を473万円で譲り渡した罪に問われています。13日の裁判で検察側は、「和牛の国際的な価値と価格が低下すれば、畜産農家の利害のみならず、国益にも反しかねない悪質な犯行」と指摘し、懲役1年2か月を求刑しました。