【考古学】「重要な遺跡」弥生時代の箱式石棺墓29基 福岡の長井遺跡で出土 箱式石棺墓内に仕切り 新たな埋葬法か
福岡県行橋市長井の海岸砂丘地にある長井遺跡から、弥生時代の箱式石棺墓29基が出土したことが分かった。2基から人骨の一部、1基からは副葬品の管玉が見つかった。約180平方メートルの中に密集し、市歴史資料館は「北部九州でいち早く集団墓を作り始めたことが分かる重要な遺跡」とする。14日は小田富士雄・福岡大名誉教授(86)が視察し「この辺りに石棺墓があることは分かっていたが、初めて実態を確認できた。