【国際】ダライ・ラマ後継者選びの中国介入拒否 チベットが決議「輪廻転生の存続望む
チベット仏教の高僧による会議が27日、チベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラで開かれた。チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世(84)の後継者について、「ダライ・ラマのみに決める権限がある」として中国の介入を拒否する決議を採択した。また、ダライ・ラマが別の肉体に生まれ変わるとされる「輪廻(りんね)転生」の伝統に関しても、決議で「すべてのチベット人は心からダライ・ラマ制度と輪廻転生の存続を望んでいる」と述べた。