【冷戦終結30年】大国間の新たな争い 世界の分断や軍拡競争の懸念 アメリカとロシアの関係 冷戦後「最悪」
アメリカとソビエトの首脳が冷戦の終結を宣言して、3日で30年となります。アメリカは冷戦後、アメリカ主導の国際秩序の構築を図る一方、ロシアと中国は近年、アメリカに対抗する姿勢を鮮明にしていて、大国間の新たな争いが世界の分断や軍拡競争を再び招くおそれが懸念されています。1989年12月3日、当時のアメリカのブッシュ大統領とソビエトのゴルバチョフ書記長は地中海のマルタで会談し、両国の対立で第2次世界大戦後の世界の分断をもたらした東西冷戦の終結を宣言しました。