【生物】米インコの絶滅、やはり人間が原因か、DNAで判定 遺伝子に衰退や感染症の兆候なし
■百年前に絶滅したカロライナインコ、遺伝子に衰退や感染症の兆候みられず今から百年以上も前、米国の空は今よりも彩り豊かだった。オレンジ色、黄色、緑色をまとったカロライナインコの群れが、まるで白昼の花火のように、大空をめまぐるしく舞っていたからだ。インコとオウムの仲間としては、カロライナインコ(Conuropsis carolinensis)は米国で唯一の在来種であり、ニューイングランド(米国北東部の6州)南部から南はフロリダ州、西はコロラド州まで広く分布していた。