【朝日新聞】安倍政権、この政権は民主主義をどこまで壊してゆくのだろう。有権者もみくびられたものだ
※夜の政治
ことしも荒涼たる政治の光景が続いた。歴代最長になった安倍政権の三つの問題点が、はっきりと見えている。第一に「責任の放棄」、第二は「国会軽視」、第三が「官僚の変質」だ。いずれも民主主義の基盤を掘り崩している。この一年のできごとをたどれば、事態の深刻さが増しているのがわかる。■不都合に背を向ける
「事実関係を確認して説明責任を果たしたい」秘書が有権者に香典を渡した菅原一秀前経産相は10月、こう言って辞任した。