【東京地検】ゴーン被告「逃走は誠に遺憾」
日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)が保釈条件に違反して海外逃亡したとされる事件で、東京地検は5日、「逃亡は我が国の司法手続きを殊更に無視し、犯罪に当たる行為で誠に遺憾だ」とする声明を出した。地検が元会長の逃走についてコメントを出すのは今回が初めて。地検は一連の捜査、公判準備が「法に定められた適正手続きを厳格に履行し、元会長の権利を十分に保障して進められていた」と主張し、「(逃走は)自らの犯罪に対する刑罰から逃れようとしたというにすぎず、行為が正当化される余地はない」と非難した。