【意見】むこうの国がよさそうだからと安易に自国を捨てる人はいない。移民・難民問題で欠如していること
近年、さまざまな形で報道され、関心を集めている社会問題のひとつにあげられるのが、移民・難民の問題だろう。「移民」「難民」と聞くと、とかく、「国を追われた人々」「よりよい生活を求めて」といった、画一的なイメージでみてしまいがちだ。でも、「移民」「難民」とひと口にいっても、置かれた状況は複雑で、亡命もさまざまな形があるのではないか? 世界情勢がめまぐるしく変化する中で、その形も変容しているのではないだろうか?当たり前といえば、当たり前ながら、そのことに気づかせてくれる1作。