【宇宙】冥王星の「ハート模様」が風の流れに深く関わっているかもしれない
2015年7月にNASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」が接近観測を実施したことで、地表の詳しい様子が初めて明らかになった「冥王星」。その表面にある印象的なハート型をした領域が、冥王星全体の風向きや地表の特徴に影響を及ぼしているとする研究成果が発表されました。■昇華と凝縮を繰り返す窒素の流れが西向きの気流を生み出す冥王星には希薄ながらも大気が存在しており(地表付近でおよそ0.01ヘクトパスカル)、窒素が気体と固体(氷)の状態を行き来する循環が生じていると考えられています。