【国連人権理事会】「気候変動」による難民申請は妥当 国連が初の見解
国連人権理事会が、このほど気候変動が難民申請の理由に値するという初めての見解を示した。人権理は国連加盟国の人権状況の改善に取り組む組織。見解に法的な強制力はないが、難民受け入れの国際的な基準となる。大規模な洪水や台風などの自然災害が後を絶たないなか、「気候変動難民」が今後増える可能性がある。太平洋の島しょ国、キリバスの男性が2015年、気候変動を理由にニュージーランドに難民申請をして却下され自国に送還されたため、国連人権理に申し立てをしたのがきっかけ。