【リニア】リニア水補償「問題は影響の証明」 静岡知事、JRの方針に見解
静岡県の川勝平太知事は12日の定例記者会見で、リニア中央新幹線工事に伴い大井川の中下流域の水利用に影響が出た場合、補償の請求期限を設けない方針をJR東海が示したことについて「一番の問題は工事の(水利用への)影響をどう証明するか、誰が証明するかだ」と述べ、現在の補償方針では不十分だとの認識を示した。流域には地下水への影響は数十年後に表れると心配する声があり、専門家は地下水が減っても工事との因果関係を立証するのは難しいとして「泣き寝入り」を懸念している。