【研究】沿岸に湿地帯が広がっていると、ハリケーンなどによる暴風雨や高潮の被害額を1キロ当たり年間で平均2億円減らせる
沿岸に湿地帯が広がっていると、ハリケーンなどによる暴風雨や高潮の被害額を1キロ当たり年間で平均180万ドル(約2億円)減らせる。米カリフォルニア大サンディエゴ校のチームの見積もりで、湿地帯に大きな防災効果があることがわかった。3日、米科学アカデミー紀要に発表する。チームが1996~2016年に米国の大西洋岸とメキシコ湾岸を襲った88個のハリケーンや暴風雨の被害額を分析したところ、沿岸が湿地に覆われているほど、建物などの被害が少なかった。