【社会】「民事でも償う制度を」殺人事件遺族らが代執行制度確立求める
殺人事件被害者の遺族らでつくる「宙(そら)の会」(東京都千代田区)は7日、都内で会見を開き、殺人事件に対する民事の損害賠償請求訴訟をめぐり、加害者から被害者への賠償金を国が肩代わりする「代執行制度」の確立を求めた。同会には現在、20事件の遺族が参加。このうち平成2年12月に起きた札幌信金女性職員殺人事件=時効成立=と、同10年1月の群馬県群馬町(現・高崎市)一家3人殺害事件=重要指名手配中=では、遺族が特定された加害者を民事提訴を起こし、賠償命令を勝ち取っている。