【地域】「うまい」聞きたくて44年 成田のジンギスカン名店閉店 「門外不出のタレ」惜しむ声
羊肉を焼いて味わう「ジンギスカン料理」の発祥の地との説がある成田市で営業を続けてきた名店「緬羊(めんよう)会館」が1日、44年の歴史に幕を閉じた。店主の木村邦昭さん(78)は「長い歴史の看板を背負うので、客から『うまい』と言われるように夢中でやってきた。年を取ったので店を閉めることにした」と話す。しょうゆとみりんをベースに砂糖やユズ、レモン、ミカンなど約15種類を混ぜた門外不出のタレも「自分が作った味だから自分の代で終わりにしよう」と思っている。