【】ウイルスの逆風に負けず、力強く育つよう思いを込めて…「堺五月鯉幟こいのぼり」制作、最盛期を迎える
端午の節句(5月5日)に向け、大阪府の指定伝統工芸品「堺五月鯉幟こいのぼり」の制作が堺市西区の工房で最盛期を迎えている。工房は、全国的にも珍しい手描きこいのぼり専門の「高儀たかぎ」。金太郎が胴の太い真鯉まごいの背にまたがる力強い絵柄で、生地の裁断や顔料による着色など、明治時代からの技法を受け継ぐ。5月までに、25センチの室内用から約5メートルの屋外用まで7種類、計100セットを仕上げ、百貨店などで販売する。