【奈良】同和地区の住宅貸付資金、24億円のうち7億円が未回収 大和郡山市「独自の債権回収、最大限努める」
大和郡山市が1980年代を中心に、同和地区の住宅整備名目で貸し付けた資金計約24億円のうち約7億円が不良債権化して未回収になっている。未回収は各地で問題になっているが、県内自治体では最も多い額という。市は「債権放棄はせず、今後も独自の債権回収に最大限努める」としているが、回収のめどは立っていない。市の貸付事業は1960年代後半から始まり、70年代半ばに住宅新築や宅地取得資金の貸し付けに移行した。