米政府のコロナ対策、検査拡大より「社会的距離」の重要性強調へ
新型コロナウイルスの感染封じ込めを巡り、ドナルド・トランプ米政権は優先的戦略としてソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)を重視する計画だ。政権関係者が明らかにした。政権は最近まで、封じ込め策として広範なウイルス検査の実施を強調していたが、方針を転換する。全米で検査試薬や原料の供給が細る中、ホワイトハウス関係者はここにきて、検査対象として65歳以上の高齢者、前線で働く医療従事者、症状が見られる入院患者を優先する考えを示し始めている。