昨年10月の台風19号で大きな被害を受け、一部区間で運休が続いていた三陸鉄道(本社岩手県宮古市)が20日、全線開通した。ただ、朝からの強風のため、運休となっていた区間の一部では同日午前の運転を見合わせた。新型コロナウイルスの影響で記念式典は中止となったが、同日は記念列車を運行し、出発式を行った。岩手県沿岸を縦断する同鉄道は、台風19号で盛り土の流出やトンネルへの土砂流入など93カ所に被害が発生し、一時約7割の区間が運行できなくなった。

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